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先生、バスケが観たいです -season2-

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点を結んで線にする

小暮

急に暖かくなった気候にのんびり気分の桜も急に焦りだし、土曜日には一気に咲き乱れたような気がする。華やかに咲き乱れる桜は、それまでの努力を実らせて新たなステージに進む人々を盛大に祝しているようだ。

中学生の頃、学校の授業は全然面白くなかった。学校で勉強する必要性を全く感じなかった。先生の言う事は、全て教科書に書いてある。別に、教科書を自分で読むことと大差はないように感じた。

高校生になると、授業が全く変わった。付属校で受験が無いため、受験を意識しない、教科書を使わない自由な授業は斬新だった。例えば1年生の頃の国語(現代国語?)は、上期が芥川龍之介の「羅生門」、下期が武田泰淳の「ひかりごけ」で、文庫本を傍に展開される授業だった。特に「ひかりごけ」は死に直面した人間が、生きるために死んだ人の肉を食べて生き延びる話で、極限状況での倫理観や人の尊厳、生きるという事等を議論し、答えの無い一方的でない授業は経験したことのないものだった。それでも、受験も無くやりたい事もなりたいものも無く、考える事は放課後はなにして遊ぼうかが日々の主な興味ごとで、目標の無い日々にはやはり楽しいものではなかった。

しかしながら、一つだけ、叶うなら今でももう一度うけたい授業がある。この授業だけはとても楽しく、授業がある日は楽しみで仕方なかった。その授業は、「日本史」。

いつも深緑のスーツを着てぼさぼさの白髪頭で登場するその先生は、教壇に立つと腕を組んでそっと目を閉じる。そしてひたすら話しだす。もちろん、教科書も無いし板書もしない。ただひたすらに話をするのだが、その話は、様々な男が天下統一を目指して駆け上がる物語や志を達するために躍進する物語で、それが起こった背景や世間の風潮、感情、時には人物の感情を織り交ぜながら時代の移ろいを描く、ロマンあふれる物語だった。1年間の授業で語られた生麦事件までの日本の歴史は、全てが一連の流れで繋がっていて、中学生のときにただ単に覚えさせられた何年に何がおこり、何年に何がおこり、、、という個々の点を、この先生のロマンたっぷりの物語がすべてを線で結んでくれた。なるほど、過去と今は同一線上にあり、歴史を一連の流れとして点ではなく線で学ぶと、かくも面白いものか。それ以来、私は歴史に触れる事が大好きになり、今もまだ続いている。

私は漫画が大好き。登場人物から景色まで、全てを読み手にゆだねる小説も好きだが、漫画は想像もできないシーン、思いもよらないシーンを提示してくれ、それでいて、絵からは色々な感情などを読み手にゆだねてくれる漫画の方が、私には合うようだ。

家にある1000冊を超える漫画のなかで、好きな漫画は?と聞かれれば、真っ先にスラムダンクをあげる。この漫画、読んだ事ある人も多いと思うが、バスケットボールについては別にマニアックに描いているものではない。この漫画は、バスケットボールを題材にした人間ドラマとして最高の漫画だと思っている。

スラムダンクのおもしろさは、その登場人物のそれまでの道のりや背景を描いたり、要所要所で過去の話を持ち出したりして過去と今を線で結び、描かれるワンプレイに大きな意味を付けて描いているところにあると思う(全キャラではないが)。元MVPだが挫折を味わい、グレてしまったミッチー、アメリカ行きを止められ、日本一の高校生を目指して山王戦に挑んだ流川君、一日500本のシュートを欠かさなかったスーパーシューター神、デカいだけと馬鹿にされ続けた魚住、1on1の日々で鍛え上げられすぎて日本のバスケに燃えなくなった沢北、大好きな先生の教えrun&gunで勝ち進むことにこだわる豊玉メンバー、矢沢を育てきれずに失意にくれて大学バスケ界を引退した安西監督、徐々にバスケットにのめり込んで成長していき、仲間から必要とされる事に喜びを感じ始める桜木、あんなに練習したのに河田に全く歯が立たないゴリ、みんながやめて行くなか、前向きに真面目に一生懸命バスケットを続けた小暮。そこに至るまでの背景がちゃんと描かれたキャラクターは、皆さんもきっと思い入れが強いのではないか。小暮の陵南戦の試合を決めた3P。小暮が歩んできたそれまでの道程と1本の3Pを線で結んでいるからこそ、たった1本で凄く感動できる。

土曜日のVS東京、珍しくボロ勝ちで、最後はあまり試合に出ない小野寺選手の登場だ。会場は、得点を上げる事に期待に胸を膨らませる。3Pを放った瞬間、会場の念がボールに取り付いた。「はいれー!」そのボールは、ゆっくりと綺麗な弧を描いてリングを通過し、今季初の100点超えを決定づけた。やったー!会場は、小野寺選手の3P、新たな一歩を祝うように、爆発的な歓声とともに盛大に緑色が咲き乱れた。

試合後のインタビューでは、小野寺選手のコメントもあった。そして、MCの女性の方が言う。

「いつも皆さんが帰った後に、1人で練習していましたよね」

ぐしゅん。

そんな事とはつゆ知らず。小野寺選手のあの3Pの背景には、そんな隠れた努力があったのか。3Pという1つの点と、それまでの彼の隠れた努力という点を、一つの線で結んでくれたコメントだった。その瞬間、その3Pは更に価値を生み出して、思わずぐしゅんと泣きそうになった。ただ、その情報をもっとはやく知っていれば、あの3Pを決めた瞬間、もっと感動できた。

感動は自然発生的におこるものも多々あるが、往々にして作られるものでもあると思う。感動を演出したり、さらにはそれを増幅させる事は、運営側が仕掛けるエンターテイメントだろう。選手の頑張りをより感動につなげるためにも、一つ一つのプレーやその日の試合に、より意味や感動を付加するためにも、もっと選手達の努力や背景を伝えて欲しいなと思った。選手達にも歴史があり、想いがあり、その試合、その一本のシュートにさえ背景があると思う。一つの試合、一つのプレーを、ただ点で終わらせるのではもったいない。線で繋げて感動を演出する情報を、もっと発信してくれないものかなあと強く思った。わからなければ、プロレスやももクロのエンターテイメントを勉強すればいい。
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